ひまわりくんのた・の・し・い・よ・り・み・ち

今回は文京区大塚1~2丁目『付属横坂』付近をご紹介♪

文京区大塚警察署前交差点から東に入り、茗荷谷方面へ上るS字状の坂を散策♪音羽通りからちょっと上がるだけで静か。車の通りも少なく、グリーンが綺麗に植え込まれていて、ゆっくり散歩をするにはちょうど良い坂道。近くには跡見学園、御茶ノ水女子大、筑波大附属中・高校があり、朝夕は通学路として学生さんの往来を見守っています☆彡
なんとこの坂、戦前の地図には載っておらず、戦後に作られた坂道。昔、この辺りは陸奥磐城平藩安藤家の下屋敷があり、その後、弾薬倉庫に利用されていたとの記述も。いかに広大な場所だったのかもうかがえます。
戦後、跡地には学校や住宅が次々出来、茗荷谷方面から徐々に延びて来た生活道が昭和31年音羽通りと繋がり現在の坂道となったのだとか(◎o◎)

都内には名前が付いている坂道が多数あるが、『付属横坂』は正式名称ではなく俗称。以前は七中坂(旧文京七中があった)と呼ばれ、現在ではジブリアニメ『コクリコ坂から』の坂のモデルと慕われ、全国から見学に来るファンも♪
実はジブリ『コクリコ坂から』には原作となった少女漫画があり、その名も『コクリコ坂から(1980年なかよし連載)』。このタイトルは、この坂にある西洋小料理『コクリコ』(文京区大塚1-10-14-1F)から命名。当時の話をコミック原作者 佐山哲郎氏に伺うと、元は喫茶店だったコクリコ。近隣出版社の編集者と作家の打ち合わせには格好の場で、佐山氏も編集者とここでタイトルを長考、ふとこちらの店名が目に止まり、「洒落てるし(仏語:ひなげしの意)、原作イメージにぴったり」ということでこのタイトルに☆
コミックでは神戸の街をイメージしていて、特に坂の特定はしていないが、ファンの皆さんが楽しくイメージして頂ければ嬉しい限りですと(o^^o)
現在のコクリコでも、喫茶の頃から受け継いだコーヒーを当時と同じ器で楽しめますよと2代目コクリコマスター♪

早春の散歩のよ・り・み・ちいかがですか(^_-)-☆