今回は文京区小日向2丁目『鷺坂』付近をご紹介♪
坂下より見上げると、行き止まり!?と勘違いしてしまう位鋭角に折れ曲がっている鷺坂。坂の中腹に立ち左右を見るとV字になっているのがよくわかる。その尖端部には堀口九万一が揮毫した石碑が。昭和7年に建てられ、側面には万葉歌の彫刻。何故万葉歌が、、、それは由来にある。
江戸の頃、坂上の高台に徳川幕府老中 久世大和守の下屋敷があった。人々は「久世山」と呼び馴染んでいた。大正以降住宅地となり、堀口九万一・大学親子が居住。久我山と呼ばれていたこの地を、堀口大学や近くに住まいしていた三好達治、佐藤春夫らが山城国(京都)の久世の鷺坂と結びつけ「鷺坂」と呼び、その名が自然に受け入れられ定着。由来・命名者がはっきりとしていて、尚且つ昭和に名付けられたのは、数多ある坂の中で何とも珍しい。文学を愛した者たちの、遊び心が生んだ心憎いネーミング☆また、江戸風情を色濃く残す坂として、2008年には文京区都市景観賞を受賞しています(≧∇≦)
江戸川橋方面へ向かうと地蔵通り商店街がある。古くは地蔵横丁と呼ばれ、関東大震災でも焼け残った歴史ある商店街。入口にはその名の通り、子育て地蔵尊が祀られており、現在も地元の人々を見守っています。
そんな商店街の中程に「日々の食事を大切に…。」をコンセプトにした『旬菜 だいにんぐ OKKO』がある。ランチは常時10種類以上ある小鉢から好みの3品と、大中小あるご飯茶碗を選び、メインのおかずをオーダー。茶碗の大きさで値段(¥780+税~)が変わるので、胃袋と財布に相談できるのも有難い。ご飯も+料金で変りご飯やこだわりの卵で卵かけにすることも♪この時期お薦めは何といってもロールキャベツと牡蠣フライ☆料理は全て手作りに拘っているOKKO。添えのタルタルソースもオリジナル。「食は健康の源。食材は勿論だけど、手間隙かけた、身体が喜ぶ料理を楽しんでもらいたくって。」と、オーナー。小鉢の人気はひじきの煮物と切干大根の煮物がツートップだと言うのも頷ける。また、昼限定でお弁当も販売していて、仕入れにより内容・種類は変われどもワンコイン+税で食べられるのも嬉しい限り。昼休憩を挟むが、夜も営業。仕事帰りのOLさんやサラリーマンのひとりご飯も多いとか。医食同源、営業時間中は完全禁煙なのもその表れ。頼もしいお店です(´∀`*)
《旬菜 だいにんぐ OKKO》
文京区関口1-13-1
☎03-5261-8382
営業時間 ランチ11:30~14:00(日・祝12:00~14:00)
ディナー17:30~20:30(L.O20:00)(日・祝20:00L.O19:30)
定休日 金曜ディナー・土曜