ひまわりくんのた・の・し・い・よ・り・み・ち♦♫♦

今回は文京区小日向1丁目『服部坂』付近をご紹介♪

服部坂は、小日向大地から成る坂道。勾配はなかなか、先人達も大地を踏みしめ登っていった姿が浮かびます。坂名由来は、江戸の頃服部権太夫の屋敷があり服部坂と呼ばれていたことから。坂の途中にある小日向神社は明治2年、屋敷跡に付近にあった氷川神社と八万神社合祀して小日向神社と改称し祀られた。
また、幕末から明治期に活躍した落語家三遊亭圓朝作怪談「真景累ヶ淵・宗悦の長屋」のくだりに、主人公殺害の場所として服部坂が登場。全97章にもなる「真景累ヶ淵」は一話一話が長編で演者は気が抜けない作品のひとつ。坂下にあった旧文京区第五中学校は元は黒田小学校といい、永井荷風や黒澤明が卒業生に名を連ねています(´∀`*)

坂の東筋にある横町坂を下り、水道町へ。この辺は古くからの商店も残っていて
『にがり豆腐 越後屋桜井』もそのひとつ。今のご主人は2代目で、奥さんのお母様の生業を味、技とも引継いだ。こちらの豆腐は3種類の国産大豆をブレンド、こだわりの逸品です。種類も絹、木綿だけではなく濃厚な味の寄せ豆腐や、海水を使用した潮の香豆腐、はたまたチャンプル用の堅めの物までと品数豊富。豆腐同様、がんもどきや油揚げもオリジナルな物が☆特に卯の花が絶品。色が綺麗!聞けばおから本来の色だとか。たっぷり入っている野菜の色が見事に映え、食欲をそそる。ごま油の香ばしさと出汁の旨味、野菜の食感が何とも言えず、、、あぁ副菜に非ず♡
「醤油を使わないのが先代の味。」と奥さん。「2代目は豆腐職人だからね。私はそれ以外の物を作り、味を守ってるだけ。」と息のあった二人三脚☆最近では馴染みのお客さんの他に仕事帰りの方も多いとか。卯の花が店頭に並ぶのは午後2時位から。
売り切れ御免、早めの訪問が良さそうです(o^^o)

《にがり豆腐 越後屋》
 文京区水道1-6-3
 ☎ 03-3811-7762
 営業時間 10:30~20:00
 定休日  日・祝